私は音楽の専門的な知識はまったくありません。
音楽的に深いとか浅いとか、解釈がどうのという知識も能力もまったくありません。
私に解るのは、すべての音楽はその表現者やその表現環境の「気」に影響されると言うことだけです。穏やかで優しい人からは穏やかで優しい「気」が発せられています。例え激しい演奏をしていたにしてもその「気」は変わりません。でも、表現者が「怒って」いたり「恨んで」いたりといった状況では「気」は変化します。
さて、私の好きな晩年のジュリーニの演奏。その演奏からはとても穏やかで安らかな「気」が流れてきます。これは、ジュリーニの人柄によるものと、オーケストラと指揮者との良好で暖かいコミュニケーションによって生みだされたものに違いないと私は思っています。
自分の「気」が落ち込んでいるとき、気を癒してくれる作用がジュリーニの演奏にはあります。ジュリーニセラピー(笑)で、生き急がされる社会で疲れた心をスローダウンしてみませんか。